初等物理学 [単行本]Ω

目次1．質点の運動　1.1　運動の第1法則　1.2　運動の第2法則　1.3　落下運動　1.4　ガリレイの研究　1.5　平面内または空間内の運動　ベクトル　1.6　平面内または空間内の運動方程式　1.7　放物運動　1.8　単振動　1.9　単振り子　1.10　慣性質量と重力質量　1.11　運動エネルギーと仕事の関係　1.12　保存力場と力学的エネルギー保存の法則　1.13　惑星と人工衛星の運動　1.14　角運動量保存の法則　面積の原理　1.15　惑星と人工衛星の運動　1.16　ダランベールの原理　遠心力　問題2．質点系の運動　2.1　運動の第３法則　2.2　運動量保存の法則　2.3　2つの物体の衝突　2.4　一般の運動量保存の法則　2.5　質量中心の運動　2.6　角運動量保存の法則　2.7　質点系のエネルギー　2.8　剛体の力学　問題3．波動　3.1　波動の式　3.2　ホイヘンスの原理　3.3　波の反射と屈折　3.4　媒質の端での波の反射　3.5　定常波　3.6　波動の干渉　3.7　波の回折　3.8　音波　3.9　共鳴　3.10　うなり　3.11　ドップラーの原理　問題4．光学　4.1　光の速さ　4.2　光の屈折と全反射　4.3　レンズによる物体の像　4.4　無限遠に調節された望遠鏡　4.5　光の干渉　4.6　光の回折　4.7　偏光　問題5．熱学　5.1　温度　5.2　熱　熱力学第１法則　5.3　第１種永久機関　5.4　熱容量　比熱　5.5　理想気体　5.6　理想気体の断熱変化　5.7　熱力学第２法則　5.8　理想気体によるカルノー循環過程　5.9　思考実験　5.10　クラウジウスの原理　5.11　不可逆過程の例　5.12　熱機関の効率　5.13　熱力学的温度目盛　5.14　気体運動論　5.15　不可逆性とエントロピー　問題6．電気と電流　6.1　電荷と電場　6.2　電位　6.3　ガウスの法則　電場の計算　6.4　キャパシターの接続　6.5　静電場のエネルギー　6.6　電流　6.7　電池を含む回路　6.8　ジュール熱　問題7．磁場　電流の磁気作用　7.1　磁場　7.2　電流の作る磁場　7.3　電流相互間の力　7.4　磁場から運動する電子に働く力　7.5　電磁誘導　7.6　電磁誘導についてのファラデーの法則　7.7　自己誘導　7.8　相互誘導　7.9　交流　7.10　変圧器　7.11　変位電流　7.12　電磁波　7.13　電子　問題8．特殊相対性理論　8.1　物理現象と座標系　8.2　事件とその記述　8.3　ローレンツ変換　8.4　動く時計のおくれと同時刻の相対性　8.5　ローレンツ収縮　8.6　速度の合成　8.7　直交変換とローレンツ変換　時空世界　8.8　質量と速度の関係　8.9　運動量-エネルギー4元ベクトル　8.10　電磁場の変換　問題9．量子論　9.1　光の粒子性　9.2　電子の波動性　9.3　量子状態とエネルギー　9.4　調和振動子と水素原子　問題内容紹介大学理・工系向け教科書としては最少限にしぼった内容・程度ではあるが、できるだけ平易に物理学の内容を説明し、正しい物理学の考え方を伝えるように執筆。物理に課する講義時間数がそれほど多くない大学理・工・農系諸学科の初年級、高専諸校の応用物理の教科書として最適である。著者について原島　鮮 (ハラシマ　アキラ)東京工業大学名誉教授、理学博士。1908年 京城生まれ。東京大学理学部卒業。旧制第一高等学校教授、九州大学教授、東京工業大学教授、国際基督教大学教授、東京女子大学学長などを歴任。主な著書に『初等物理学』『力学（三訂版）』『初等量子力学（改訂版）』（以上 裳華房）、『基礎物理学 I』『基礎物理学 II』（以上 学術図書出版）、『熱力学・統計力学』（培風館）などがある。