『中国開発学序説―非欧米社会における学知の形成と展開 [単行本]Ω』はヤフオクでkJ-000d996108から04月23日 05時 27分に出品され04月23日 05時 27分に終了予定です。即決価格は3,861円に設定されています。現在776件の入札があります。決済方法はYahoo!かんたん決済に対応。神奈川県からの発送料は落札者が負担します。PRオプションはYahoo!かんたん決済、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
要旨(「BOOK」データベースより)かつての植民地支配や冷戦下の対外政策を歴史的背景として、欧米諸国による国際開発・援助事業を主に理論化してきた開発学は今、転換期を迎えている。経済成長により支援される側から支援する側へと転じた中国は、国際社会を結び直す開発学を打ち立てられるのか。中国における開発実践と学知形成の過程を辿り、新時代の開発学を展望する。目次はじめに序章 なぜ中国の開発学なのか 第1節 開発言説の新興生産者の登場 第2節 中国の開発学の生成と変遷を問う 第3節 本書の全体に関わる説明 3-1 「開発学」という表記 3-2 本書に通底する視座 第4節 本書の構成第Ⅰ部 背景・課題・方法第1章 開発言説の系譜と視点 第1節 開発と言説 第2節 開発言説を捉えるための4つの視点 2-1 言説を作り出す主体:知識の権力性 2-2 言説の異なる類型:その相克と越境 2-3 言語の生成と変遷:developmentへ批判的考察 2-4 現地の実践と言説の関係:取捨の力学 第3節 欧米における開発学の設立と言説形成 3-1 欧米における開発学の沿革 3-2 欧米主導の開発学への批判 第4節 本書の分析枠組み第2章 中国の開発学を形づくる要素 第1節 政治:脅威論を打ち止める研究者の役割 1-1 中国をめぐるイメージのせめぎあい 1-2 研究者による「話語権」の強化 第2節 想像:西洋への葛藤に基づく世界像 2-1 中国の学術的営みを位置づける 2-2 中国の歴史と経験を位置づける 第3節 専門分野:開発研究の国内ブーム 3-1 開発研究に携わる主体の増加 3-2 専門分野の相対的な位置 第4節 残された課題と本書の特色 4-1 先行研究の到達点と課題 4-2 中国農業大学に着目する意味第3章 調査手法と対象 第1節 歴史研究 第2節 ドキュメント分析 2-1 中国の開発学の設立と主要な言説 2-2 日本における開発知識の議論 第3節 現地調査・インタビュー 3-1 中国雲南省の「H実験」 3-2 中国貴州省の世銀融資事業 3-3 中国の対ラオス貧困削減援助事業第Ⅱ部 分野の形成第4章 「開発学」という名:学知の概念的文脈 第1節 中国の開発概念の根源を問う 第2節 日中の語彙交流史の成果 第3節 「開発(*)」の原義と「開発」の受容 3-1 中国の古典における「開発(*)」の意味 3-2 日本独自の「開発」文脈の展開 3-3 近代化のための「富源開発」 3-4 借用後の「開発(*)」の意味変化 第4節 中国における開発概念の今日的特徴 4-1 「発展(**)」の主流化 4-2 日中の比較から見る「発展(**)」の概念的特徴開発(*)は簡体字発展(**)は簡体字第5章 中国における開発学の創設者とその開発観 第1節 開発学設立までの長い前夜 第2節 農学出身の「開発学の父」 第3節 西洋に対する抵抗と転向 第4節 「H実験」に映される開発観 4-1 変貌するH村 4-2 現代と伝統を「接ぎ木」する 4-3 批判的思考の場第6章 開発学の教育・活動・言説 第1節 学部の教育・研究活動 1-1 教科書と学部構成に見る開発学の射程 1-2 学術的交流:「農政と開発講座」を事例に 第2節 研究者ネットワークの拡大 第3節 「開発研究ブーム」がもたらしたもの 3-1 中国における開発研究の概観:分野・テーマを中心に 3-2 開発知識に対する国家の公的説明 第4節 「新開発学」という理論構築の試み 4-1 中国が主体となる言説空間を開く 4-2 中国の独自性に関わる3つの言説第Ⅲ部 言説の形成第7章 言説①:中国と西洋の対立 第1節 中国と世銀の関係性の変化 第2節 賛否両論の世銀・貴州プロジェクト 1-1 プロジェクト概観 2-2 分かれる評価 第3節 「交渉」による事業の現地化 3-1 観光と住民参加をめぐる世銀と省政府のせめぎ合い 3-2 計画策定者から現場までの「伝言ゲーム」 第4節 中国と西洋の対立のはざまに第8章 言説②:「平行・対等」という中国の自画像 第1節 中国の対ラオス援助と「ラオス事業」 第2節 事業現場から見る中国経験 2-1 経験共有の主役:中国人事業関係者 2-2 事業管理体制から見る「被援助経験」の共有 2-3 実施における経験の伝達 第3節 中国経験に基づく他者理解 第4節 経験共有の対等性の再考第9章 言説③:中国人研究者による日本批判 第1節 中国から見る日本の国際開発 1-1 日本のODA概観 1-2 地域・国別援助の分析 1-3 非政府アクターの機能 1-4 中国の援助との比較 第2節 日本における開発学の生成と特徴 2-1 戦後復興に伴う海外調査の展開 2-2 人材育成と知識共有の需要に伴う組織化 第3節 日本における知識生産の「経験重視」 第4節 日本へのまなざしの歪み終章 中国の開発学の特徴と可能性 第1節 結論:開発学の形成と展開 1-1 学問分野の設立経緯 1-2 実践に対する言説の取捨選択 第2節 開発学という木:地上と地下のコントラスト 第3節 本書の課題と意義おわりに参考文献・資料索 引出版社からのコメント経済成長により支援される側から支援する側へと転じた中国は欧米中心主義を超えて脱中心的・多元的な開発学を打ち立てられるのか。内容紹介かつての植民地支配や冷戦下の対外政策を歴史的背景として、主にイギリス・アメリカによる低開発地域への国際開発・援助事業を理論化してきた開発学は今、新たな局面を迎えている。経済成長により支援される側から支援する側へと転じた中国は、脱中心的・多遍的な開発学を打ち立てられるのか。国内外の開発をめぐる中国の試行錯誤および理論・言説形成の過程を辿り、国際社会を結び直す新時代の開発学を展望する。図書館選書経済成長により支援される側から支援する側へと転じた中国は、脱中心的・多元的な開発学を打ち立てられるのか。国際社会を結び直す新時代の開発学を展望する。著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)汪 牧耘(オウ マキウン)法政大学大学院国際文化研究科修士課程修了(国際文化)。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(国際協力学)。専門は開発学、対外援助研究。特に中国や日本における国際開発の知的系譜を歴史資料と現地調査から浮き彫りにすることを試みている。現在、東京大学東洋文化研究所特任研究員、都留文科大学非常勤講師著者について汪牧耘 (オウ マキウン)汪牧耘(WANG Muyun)法政大学大学院国際文化研究科修士課程修了(国際文化)。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(国際協力学)。専門は開発学、対外援助研究。特に中国や日本における国際開発の知的系譜を歴史資料と現地調査から浮き彫りにすることを試みている。現在、東京大学東洋文化研究所特任研究員、都留文科大学非常勤講師。共著に『国際協力と想像力』(松本悟・佐藤仁編、日本評論社、2021年)。
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